おばんでございます。やっぱりPhotonQは出来る子です。
携帯通信端末に囲まれて生活している現代人にとって
通信コストは決して無視できない問題であります。
格安基本使用料が売りのMVNOの通信サービスが人気を得たのもこの為でしょう。
さて、今回私は「とうほぐ」と呼ばれる、
今日日にインターネット環境すらままならない秘境の地を訪れることになりました。
色々とやらなければならない作業があり、ラップトップを持って行く必要があります。
しかし私は前述した通信コストの問題の為、WIMAXやらWifiルーターやらは一切持っておりません。
持っている通信手段と言えば、愛機PhotonQに挿さっているIIJmioのSIMのみです。
当然テザリングがしたくなるというものです。
それも、一番速度が出るUSBテザリングが望ましいです。
ところが、恥ずかしながら私、今の今までPhotonQでテザリングを試みたことがありませんでした。
普段は密に電波が飛び交う環境にいるので、特に通信手段に困るようなことは無かったのです。
ならば、と今回はPhotonQによるテザリング実験を実行しました。
初期状態のPhotonQはテザリング制限アリ
つまり、OSレベルでテザリング機能が実装されています。
「設定」の項目にもちゃんとテザリング&ホットスポットの項目があり、
各種オプションを有効にするだけですぐにテザリングが使えるようになります。
しかしPhotonQでは、一向にインターネットに繋がりません。
インターネット接続は認識できるのですが、リクエストが全く返ってきません。
さーて、一体何が問題なのか。
PhotonQ自体がテザリング不可なのか。それともIIJmioとの相性が良くないのか。
とりあえずいつもの通り、XDAdevelopersを覗いてみることにしました。
PDAnet+を使用するとテザリングは可能
やっぱり皆苦労しているみたいです。
すると、「PDAnet+」を使うとテザリングが可能であるとの声が。
PDAnet+はテザリング用の著名なアプリ。以前違うAndroid端末でテザリングを行う時に使用したことがあります。
早速アプリをダウンロード。
USBテザリング用に、PCにもソフトをインストール。
インストール作業が途中で止まってしまう不具合がありましたが、何度かやり直したら上手くいきました。
(1) PC側でPDAnetのソフトを起動
(2) PhotonQ側でアプリを起動し、USBテザリングを有効にする。
(3) PC側でUSBテザリングの接続を選択
これで、USBテザリングは成功しました。
ちゃんとインターネットに接続できています。
しかし、この方法には些かの不満点があります。
この方法では、PC・Android双方でアプリを起動しておかなければならず、
しかも無料版のPDAnet+は速度制限があり、その上一定通信量毎に強制的に接続が中断されるという問題があります。
さて、どうしようか。
ro.mot.tether_dun_requiredという罠
どうやら「build.propのro.tether.disabledという項目を変更したらOS設定からテザリングができた」らしい。
早速build.prop内で検索をかけてみました。
すると、ro.mot.tether_dun_requiredという似たような項目が見つかりました。
これに関しての情報を検索をしてみた結果、やはりテザリング制限についての設定項目のようです。
デフォルトで1となっていたので、0に変更。
ハイ、あっさり繋がりました。
やっぱりbuild.propは弄りがいがありますね。
こういう所がAndroidのいい所です。
その後も暫く使ってみましたが、全く問題はありません。
PC側に設定は一切必要なく、PhotonQ側も数回タッチ作業を行うのみ。
ルーターなんて要らんかったんや!
PhotonQ最強伝説がまた一つ増えましたね。